Home > 2010年04月

2010年04月

登攀私見

 映画「アイガー北壁」が公開されました。数都道府県での上映というマイナーなことですのでやはり隔世の感は否めません。一方で、登山と登攀の境い目がどんどん見失われてゆく現状には危機感すら覚えます。
 いま世界で登攀の白眉たる存在はフーバー兄弟とウリ・シュテックでしょう。現代がフリークライミングを取りこみゲビートを拡張したのは周知のことです。
 しかし、日本の初登攀、冬季初登攀について、より認識を深めるべきなのではないでしょうか。確かにクラッククライミングやフリームーブ、イクップメントの採用は手の出なかった種の岩壁を御するのには役立ちました。が、迫力と総合力、最大値のプレッシャーを突きつける日本の壁の魅力は永遠です。
 「ヒマラヤは登れても日本の冬壁が登れない」とはある雑誌編集の方の言でした。
 「登攀の核心は日本の冬壁においてなされた」・・・。「さあ、お前登ってみろ」といわれて自信が持てないルートはありませんか。
 もういちど純粋な「壁」に戻るときなのでは。
 明らかにアイガー北壁を超越する登攀が行われるのは垂直やオーバーハングの岩壁において他にはありません。
 そしてその可能性があふれていることを信じています。
(長野)

summit post

世界のクライミングエリアというエリアがおよそ閲覧できます。写真も充実。一度御覧あれ。(長野)
summitpost.org

Home > 2010年04月

ブログ内検索
リンク
RSSフィード

ページトップ