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2014年09月

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北岳バットレス第四尾根


【日程】2014年9月14日(日)~9月15日(月)
【場所】北岳バットレス第四尾根
【メンバー】大西、大竹
北岳バットレス第四尾根を登ったのは、大学生の時だから40年以上も前だ。何年か前から、第四尾根~中央稜を登りたいと思っていたが、2010年の秋に岩盤の大崩落があり継続登攀が難しくなった。また第四尾根のルート自体も終了部分が変わってしまった。

翌週の平日で計画していたパートナーの谷垣君が肩を痛め故障者リスト入り。大西君に連絡したら三連休中なら行けると言うので、後半の14、15の2日間にして土曜の夜に出発した。しかし、この時は連休がどう言うことかまだ分っていなかった。

芦安に着いたら、駐車場が満車。連休2日目だよね~、と茫然。それでも第6駐車場まで下るとどうにか石垣沿いに止めれた。この時第四尾根の渋滞が頭をよぎる。

9月14日(日)
バスの始発は5:15。4時に起き、用意をしてバス発着場のある第2駐車場まで登ると、既に長い列。案内の人に聞くと6:40出発と言われるが、乗合タクシーの方に並ぶ。運よく20分程で車が来て出発。6時には広河原に着いて、ホッ。

白根御池(2200m)までは結構急登、2時間ほどで到着。幸い小屋の近くに十分なスペースがありテントを設営。設営料500円/名は穂高に比べ納得額。今日取り付いても渋滞で抜けられない可能性大なので、一休みして取付へのルートを偵察に行くことにする。

白根御池 Bガリーへの大岩 C、Dガリー分岐の大岩
白根御池よりの北岳バットレス   バットレス沢(B沢)の大岩       C、D沢分岐の大岩   

御池より大樺沢二俣への登山道を登り、二俣で左俣を八本歯のコル方面へ進む。bガリー大滝へ行くバットレス沢の大岩、C、D沢を分岐する大岩を確認。明日はD沢を詰めることとし、左側の小尾根上の踏み跡を確認する。第四尾根は数珠つなぎ状態。明日朝一で取り付いてすっと抜けよう(と言うのは甘かった)。

テントに帰っても、まだ昼前...やっと4時に夕食を食べて、シュラフに入るが早過ぎて眠れない。夜、9時過ぎに何パーティかが抜けられず懸垂下降で下りて来て、ガヤガヤ、ガヤガヤ。

9月15日(月)
絶対、朝一で取っ付きと、1時に起き、1:45出発。分岐の大岩からD沢右岸小尾根の踏み跡に入るが、やはり途中から不明瞭。結局D沢を詰めてdガリー大滝下へ。もちろん、ぶっちぎりの一番だが、3:45では真っ暗。ハーネスを付けて明るくなるまで待ち、5時に登攀開始。やれやれ。

下部岩壁は第五尾根支稜を2p登り、dガリーを横断して左岸へ。横断バンドに上がり、ブッシュを横切ってcガリーまでトラバース2p。ガラガラのcガリーを50m程登ると、尾根の側壁に赤ペンキで「4」のマーク。傾斜の緩いスラブを1pで、第四尾根1p目のクラック下の大テラスへ出た。ここで、下のブッシュで前夜ビバークしたと言う沼田山岳会の清野さんの3名パーティに追いついた。更に、その前にもビバークした何パーティかが。オーマイガッ。後は、ピッチごとの順番待ちとなる。

天気は良く、岩も快適。難しいところもなく、先行パーティに合わせて、5pでマッチ箱の懸垂下降ポイントへ。ここから、崩壊後の、枯れ木テラスからのトラバース、Dガリー奥壁に合流しての城塞チムニーのピッチが良く見える。先行は、2名、3名、4名、そして沼田の3名パーティと判明。下を見ると、フランケ側から登って来る人が。ん?、ロープが付いてない。フリーソロだ。枯れ木テラスまで登って順番待ち。城塞のチムニーもあっさりと越えて行った。お見事。

中央稜も良く見えるが、ここから懸垂下降してもcガリーがガラガラで取付へトラバースできないとの事。清野さんの話では、中央稜へは第四尾根の終了点から3p懸垂下降して2p目の終了点へ入れるとの事だった。

ピラミッドの頭 中央稜 マッチ箱の頭
ピラミッドフェースの頭        中央稜                  左上にDガリー奥壁の城塞ハング

マッチ箱の頭から15m程懸垂下降し、2pで崩落した後の枯れ木テラスへ。20m程トラバースして城塞ハングチムニー下、見た目より易しいチムニーを抜け、更に踏み跡を1p伸ばして広い空地で終了しロープを解く。ハーネスを外し、靴を履き替え、踏み跡を登り稜線の登山道に合流。その少し先が北岳の頂上だった。

懸垂下降 城塞ハング 北岳頂上
マッチ箱の頭よりのラペル      城塞ハングチムニーにも先行が   北岳ピーク

肩の小屋から草すべり経由で白根御池に下り、テントを撤収。重くなった荷を背負って広河原に下りた。16:30の最終バス時刻には余裕で間に合って、ホッ。帰りも乗合タクシーに乗った。

帰りの中央高速は小仏トンネル辺りで30kmの渋滞であったが、八王子ジャンクションから圏央道に入ると空いており、思ったより早く帰宅できた。

9月14日(晴) 広河原(6:05)-白根御池(8:10)-[テント設営]、テント(9:15)-[第四尾根偵察]-C、D沢分岐の大岩(10:25)-白根御池(11:45)
9月15日(晴) テント(1:45)-dガリー大滝下(3:45)-第五尾根支稜登攀開始(5:00)-第四尾根登攀開始(6:20)-登攀終了(10:30~10:55)-北岳頂上(11:20)-白根御池(13:00~13:30)-広河原(15:15)

大西君が沢上君の時の話:
「グランドジョラスをワンデイアッセントするには1日60ピッチ登らないとだめだ」とM先輩に言われトレーニング。北岳バットレスでは、「ピラミッドフェースを登り、踏み跡を下りトラバースバンドから下部フランケへ。終了点からdガリー側にバンドをトラバースして上部フランケシュバルツカンテを登って、マッチ箱のコルへ。中央稜ノーマルルートからCガリー奥壁を登って頂上へ抜け、1日で帰った」との事。さすが還暦を過ぎた今では無理だろうけど、1日半なら行きそうな大西君です。私は付き合えませんが。

参考:
松原ガイドの「北岳バットレス第4尾根 スーパートポ」(2009.9.7)
現在は、第四尾根へはbガリー大滝を登り緩傾斜帯をトラバースして取りつくパーティが多いようです。

(記:大竹)

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